先日、特に何か設定を変えた記憶もないのに、ある時気づいたらwindows11のPCでグラフィックに関するエラーが色々と発生しました。解決方法をメモとして残しておきます。
もくじ
今回発生したエラー
同時に色んなエラーが発生していました。
でも予備知識がなかったために、すべてが同じ原因だと思いませんでした。解決してから、「あっ、あのエラーもこれのせいだったのか!」と理解しました。
どれか一つでも当てはまる方は、自分と同じ原因の可能性がありますので、解決策の選択肢の一つとして考えていただけたらと思います。
デュアルモニターが映らない
HDMIで別のモニターに繋いで2画面表示で使用していたのですが、2枚目のモニターが映らなくなりました。
ディスプレイ設定から何度も確認するものの、2枚目のモニターを全く「検出」してくれませんでした。
正しく画面がスリープされない(モニターのバックライトがついたまま)
以前からPCを操作せずに何分か放置しておくと自動スリープするような設定にしていました。
でも少し前から、正しくスリープされず、モニターは真っ黒にはなるものの、ライトはついている状態。
画面は黒いんだけど、暗くはない、という状態になっていました。
Photoshopを開くとエラー表示
Photoshopを開くと「お使いのグラフィックプロセッサーは、互換性がありません」の表示が出るようになりました。
※OKを押しても、Photoshopは使用できていたので、気になりながらも、「まぁいいか」と流していました。
OBSでの配信やリプレイバッファがエラー表示され、できない
画面録画や映像配信等に使用するOBSを日常的に使用していたのですが、こちらもエラー表示が出るようになりました。
YOUTUBE配信をしようとした時に出たエラーがこちら。
「配信開始に失敗しました」
「出力開始に失敗しました。詳細はログを確認してください。
注:NVENCまたはAMDエンコーダを使用している場合は、ビデオドライバーが最新のものであるかを確認してください。」
YOUTUBEの配信を作成・開始するも始まらず。
リプレイバッファについてはOBS内のエンコーダ設定を変えると利用できたのですが、保存された動画を確認すると、画質が以前に比べてかなり悪くなっていました。
解決策はとても簡単なグラフィックデバイスの設定だった
複数のエラーが同時期に発生したものの、最初はすべてが関連しているとは気づかず、なんか調子悪いなぁと、個々の設定画面を見ていました。
それでも解決策が見つからず色々と調べた結果、windows自体のグラフィック装置に問題があるかもしれないということが判明しました。
手順の紹介
①画面下のwindowsマークを右クリックして下記のメニューを表示します。
次にその中から「デバイスマネージャー」を選択。
②デバイスマネージャーが開いたら、その中の「ディスプレイアダプター」を探します。
ディスプレイアダプターの中に表示されているのが画像処理装置で、PCによって異なります。
「ディスプレイアダプター」しか表示されていない場合は、ダブルクリックか、左側の下向き矢印をクリックして表示してください。
※さらに画像処理装置を右クリックするとプロパティが選択でき、このドライバーの状態を確認すると「このデバイスに必要なドライバーを読み込めないため、このデバイスは正しく動作していません。(コード31)」と表示されています。
③一度この画像処理装置をアンインストールします。
右クリックすると「デバイスをアンインストールする」と表示されます。
プロパティを開いて、ドライバータブからでも可能です(下記画像)。
④PCを再起動します。再起動すると自動で再インストールされます。
(ネットに接続されていることが前提です。)
これで完了です。
上記のエラーもすべて解決されていました。
※ちなみにドライバーの更新や、一度「無効」にしてからの「有効」なども試してみましたが、上手く行きませんでした。
さいごに
OBSのバージョンやPCによっては全然こういった事象が発生しないようなので、あまりに頻発する場合はPCの買い替えを検討したり、OBSのアップデートを行ってみても良いかと思います。