以前に新型プリウスの補機バッテリー交換の方法(体験談)を紹介しましたが、今回はプリウスアルファのバッテリー交換の方法をご紹介します!
自動車整備に関して素人ですが自分で調べながら無事問題なくバッテリーの交換ができたので、自分でやってみようかと考えてらっしゃる方はご参考にしていただけたら嬉しいです。
※とはいえくれぐれも自己責任にてお願いいたします。
もくじ
バッテリー交換に必要なもの
交換作業に必要なものは下記の3つです!
- 新しいバッテリー
- メモリーキーパー
- 工具(レンチ)
プリウスアルファαに対応した新しいバッテリー
プリウスアルファの純正バッテリーはGS YUASA製のS46B24Rというものになります。純正の安心感を求めるならこちらですが、金額は約20,000円と、他のものより高めです。
安さで選ぶなら非純正品バッテリーでも〇
純正品にこだわらない、安いもので良いという方は下記のような互換性のあるものを選びましょう。自分はHV-B24R/NP75B24Rというものにしました。自分が購入した時で13000円~14000円ほどでした。交換してみて、「やっぱり純正の方がよかったかもなぁ」と思うことは個人的にはなく、問題なく使えました。アマゾンレビューも悪くありません。
メモリーバックアップ(メモリーキーパー)
メモリーキーパーとは、バッテリー交換の際にバッテリーを取り外すとプリウスアルファの中のシステム等の電源が完全に断たれてしまうため、一時的に電源を確保しておくための電源装置のようなものです。一時的にでも電源が全くない状態にしてしまうと、プリウスアルファのシステムエラーが起きてしまうそうで、それを修復するには車屋さんに持っていってリセットしてもらわなければいけないと、JAFの方に教えていただきました。そうしたことを避けるためのものがメモリーキーパーです。
すごく重要そうな役割なのに、単三電池6本を使用して電気を流すシンプルなものです。要するに小さなバッテリー代わりになるんですね。
工具(レンチ)
主に六角レンチを使います。自分のはこれです。
プリウスアルファαバッテリー交換の流れ
- トランクルームを開けて、バッテリー上のカバーを外す
- メモリーバックアップを設置する
- 現在のバッテリーを外す
- 新しいバッテリーを設置する
- メモリーバックアップを外す
- バッテリー上のカバーを取り付ける
1.トランクルームを開けて、バッテリー上のカバーを外す
プリウスアルファの補機バッテリーは車の最後部、トランクの中の右下にあります。トランクのドア(バックドア)を開けると荷室があり、グレーの床面を持ち上げます。
床面の下に黒色の収納スペースが出てきます。この収納スペースもカバーになっているので、取り外すことができます。
ネジなどで固定されているわけではないので手で外せます。そうするとバッテリーが見えます。
2.メモリーバックアップを設置する
上記で紹介したメモリーバックアップを設置します。設置する順番は必ずプラス(赤色)を先に設置してから、次にマイナス(黒色)を設置します。
プラス端子の設置する場所はエンジンルームの中なので、ボンネットを開けます。車の前に立って、ボンネットを見て右側にある黒いカバー(ヒューズボックス)を開けます。
ヒューズボックスのカバーを開けるとさらに、赤色の小さいカバーがありますので、そちらを横に外します。そうすると端子部分がでてきますので、そこにメモリーキーパーの赤色のプラス端子のクリップで挟みます。
次に黒色のクリップ(マイナス端子)を設置します。設置場所はボンネットを開けて真ん中にあるエンジンカバーの左下です(下記画像)。プラス端子を設置した場所とは全く違うところです。鉄でできた部品の出っ張りのような部分にクリップで挟みます。
これでメモリーキーパーの設置は完了です。
3.現在のバッテリーを外す
まずはバッテリーを固定しているフレームや繋がれている端子などを外していきます。真ん中に横切っているフレームをスパナで外していきます。
外すとこんな感じ↓
続いて端子を外していきます。カバーを開けるとナットが見えます。ナットを全部取らなくても緩めれば端子を外すことができます。最初にマイナス端子を外して、次にプラス端子を外します。赤色のカバーがついている方がプラス端子です。カバーを外すとナットが見えます。
続いて画像内左下の廃棄ホースを外していきます。
フレームや端子や廃棄ホースを外すと、上に持ち上げればバッテリーが取り外せます。かなり重たいので気をつけましょう。
4.新しいバッテリーを設置する
新しいバッテリーの設置は取り外しと逆の流れで行っていくので、詳しい説明は省略しています。
新しい廃棄ホースを設置→端子を設置(プラス端子を先に、あとでマイナス端子)→フレームを設置です。
5.メモリーバックアップを外す
ここまできたらあとは、元の形に戻していくだけなので難しくありません。メモリーバックアップを取り外す際は、取り付けた際とは逆の手順で、まずは先にマイナス端子(黒色)を取り外します。その次にヒューズボックスに設置したプラス端子(赤色)を取り外します。
ヒューズのカバーも元の形に戻しておきましょう。
6.バッテリー上のカバーを取り付ける
元々トランクルームに敷かれていた床面を元に戻します。収納ケースをはめ込んでから、グレーの床板を敷いて完了です。
おわり
全体を通して慣れてない方でも事前に流れを把握していたら20分~30分もあれば十分完了すると思います。
※くれぐれも自己責任でお願いします。