難病を患いながら活躍されている有名人・芸能人の方々を紹介しています。
とても肉体的にも精神的にも大きな負担のかかるお仕事で活躍されている方が多い中で、病気と付き合いながら過ごされているその姿に、難病患者としても勇気や刺激をいただくことも少なくないのではないでしょうか。
もくじ
潰瘍性大腸炎の有名人
難病・特定疾患の中でも患者数が非常に多く、国内でもおよそ17万人いる病気です。
体調が落ち着いている方であれば、健康の方と変わりないような生活を送られている方も多いため、有名人の方でも潰瘍性大腸炎の方は意外と少なくありません。
安倍 晋三 内閣総理大臣(第90・96・97代)
まずは潰瘍性大腸炎で一番有名な方といえば、何といってもこの方、安倍晋三内閣総理大臣ですね。
安倍総理が潰瘍性大腸炎であるとメディアでも発表されたことで、「潰瘍性大腸炎」という病名を初めて知った日本国民もかなりいたでしょうね。
1度目の総理大臣就任後、1年ほどして潰瘍性大腸炎の症状が悪化したことが退陣理由だと言われています。その後、新薬のアサコールが効いて病状も安定し、2度目の総理大臣就任に至ったということです。政治家としての評価はここでは別にして、ひとりの患者として、ご自身の体調を顧みず人のため、自分の信念のために活動される姿には感服します。
ある意味、日本で一番重圧がかかるともいえる仕事ですから、体調にはくれぐれも気をつけていただきたいです。
高橋メアリージュン モデル・女優
モデルであり、最近は女優としてドラマや映画で活躍されている高橋メアリージュンさんです。
CanCamの専属モデルを務めたり、NHK朝の連続テレビ小説「純と愛」や、映画「るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編」にも出演されるなど、多忙を極めるようなお仕事ぶりです。2013年8月に発症されたそうですが、ドラマや映画の撮影となると、深夜になったり、休みがなかったりとかなりの体力仕事になるでしょうし、潰瘍性大腸炎でありながらこの仕事をされていることには本当に驚きます。
バラエティ番組に出演された際に、病気と向き合う日々のことをお話されていて、「一日20回以上トイレに行くこともあった」「酷くなると何も食べられず、白湯すらも食べられない」「死んじゃうのかなと思った」と、その大変な状況を語っています。これからも活躍してほしいという気持ちと、でも無理はしないでほしいという気持ちで、複雑な心境です…。
»高橋メアリージュンが「潰瘍性大腸炎」の壮絶な闘病生活を告白「オムツをはいてでも絶対やりきろう」
若槻 千夏 タレント
10年ほど前にテレビでは毎日のように見かけ、まさに売れっ子だった若槻千夏さん。若い女性から人気があり、レギュラー番組も多数持つほどでした。しかしある時からテレビで見る機会がめっきり減り、気づけばテレビの世界から見ることがなくなりました。
それだけ売れっ子だったところから、テレビの出演機会が減った原因が潰瘍性大腸炎になったことだと当時報道されました。
所属事務所からも潰瘍性大腸炎であると発表されたようです。
2016年になってまた時々テレビに出演される機会を見るようになりました。テレビから遠ざかっていた間に、結婚・出産・子育て・ブランドの立ち上げなど、芸能とは違う場所で精力的に活動されていたようです。潰瘍性大腸炎と付き合いながら仕事もプライベートも両立させるというのはなかなか真似するのは簡単なことではないだろうと思います。
安達 了一選手 プロ野球選手
プロ野球のオリックス・バファローズの内野手を務める安達選手です。2014年、2015年のシーズンは公式戦試合出場数がチーム内でトップ、実力を認められていた2016年のシーズンオフ中に潰瘍性大腸炎であることが報道されました。チームのキャンプから離脱し、入院をされたそうで、診断前からは8キロも体重が落ちたそうです。2016年のシーズンがどうなるのか、、、。ぜひ活躍してほしいですし、応援していきたいと思います。
»wikipedia
»オリックス安達が潰瘍性大腸炎で入院 安倍首相の持病としても有名な難病
»潰瘍性大腸炎のオリ安達「ファンの声が力」 練習を再開
»難病乗り越え復帰のオリックス安達、今季初打席で初安打 ファンから拍手
»オリックス・安達が大病乗り越え月間MVP初受賞
中道 勝士選手 プロ野球選手
2016年のドラフトで5位指名を受けオリックスに入団が決まった中道選手。入団会見が行われた数日後に体調不良となり病院に行って潰瘍性大腸炎と診断されたとのこと。
ルーキーとして活躍が期待される中で、そしてご本人もきっと頑張ろうと思っていたところでまさかの難病という診断はとても酷なことです。
せめてもの救いというのが、同じオリックスの先輩の安達選手が同じ潰瘍性大腸炎であり、それでも活躍されているという点ですね。
1年目から結果を出せなくても、少しずつでもチャンスをものにしていってもらいたいですね。
»難病「潰瘍性大腸炎」を抱えるオリックス育成D5・中道を前に向かせた医師の言葉とサポート体制
→2017年に戦力外通告を受けました。
上田春佳 元水泳選手 オリンピック銅メダリスト
ロンドンオリンピックのリレー種目で銅メダリストに輝いたトップアスリートです。
テレビの情報では体調がおかしくなった際に便を写真に撮っておいてお医者さんにそれを見てもらって、早期に治療がスタートし大事に至らなかったとのことでした。
さすがトップアスリートとも言うべき、徹底した自己管理をされていらっしゃったようです。
朝日 大輔 元選手 元プロサッカー選手
元Jリーグのサッカー選手で2015年にJ3カターレ富山を引退、2016年現在はコーチをされているそうです。潰瘍性大腸炎の診断が2014年、その翌年に引退ということで、病気と引退との関係があったのかもしれません。
重永 亜斗夢選手 プロゴルファー
2016年現在も現役で活躍中のゴルフ選手です。
炎症性腸疾患の有名人
炎症性腸疾患(IBD)は慢性的に腸に炎症を引き起こす病気の総称で、一般的には潰瘍性大腸炎とクローン病をまとめて呼ぶ際に使われます。
ただし広い意味ではベーチェット病や腸結核などの病気も含んで使われることもあります。
北川悦吏子 脚本家
「ロングバケーション」「あすなろ白書」「オレンジデイズ」など数々のヒットドラマの脚本を手掛けてこられた脚本家の北川悦吏子さんは「炎症性腸疾患」であるとメディアでは報道されています。
「炎症性腸疾患」は「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」などのいくつかの腸の病気をまとめてそう呼ばれています。具体的な病名は公表されていませんが「大腸を全摘出した」ということなので、可能性としては潰瘍性大腸炎の方が高いのかなと推測していますが、本当のところはわかりません。
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ベーチェット病の有名人
MATSU ダンサー・俳優
人気グループEXILEのMATSUさん。パフォーマー(ダンサー)を既に引退されましたが、長年にわたってアスリート並みの運動量が求められるようなダンスを踊ってこられていました。ベーチェット病と付き合いながら練習をしたり、体力を維持したりしながら、最高のパフォーマンスをするなんて、一般の難病患者からすると考えられません。
病気の辛さに負けない、ダンスやパフォーマンスへの強い思いを持って取り組んでこられているからこそ、あれだけの人を感動させられるんだろうと思います。
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特発性骨頭壊死(特発性大腿骨頭壊死症)の有名人
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堀ちえみ タレント
坂口憲二 俳優
骨形成不全症の有名人
原口一博 衆議院議員
もやもや病の有名人
徳永英明 歌手
「壊れかけのRadio」で有名な徳永英明さん。最近は他の歌手の名曲をカバーしたりと歌手として活躍されてました。
徳永さんはもやもや病を2001年に発症され、一時活動を中止されていたそうです。難病ですから根本的な治療法が確立されていない病気なので、症状が落ち着いたとはいえ治ったわけではありません。色んな名曲をカバーされ精力的に活動されていながらも実際は、体調の様子を見ながら、病気と付き合って歌手活動を継続されていたことだろうと推察します。
2016年3月にはもやもや病による脳梗塞を予防するために、開頭手術をされたというニュースがメディアで大きく取り上げられました。この手術をしたからといってもやもや病自体が良くなるわけではないので、今後の経過を見守りたいところです。
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繊維筋痛症の有名人
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黄色靱帯骨化症の有名人
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大隣 憲司選手 プロ野球選手
ソフトバンクホークスの現役プロ野球選手です。→戦力外により今後どこにチームに行くか注目です。
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