先日、スズキのアドレスV125Sのヘッドライトが切れてしまったので、自分で交換してみました。バイクメンテナンス歴は以前にバッテリー交換をしたことがある程度の素人です。自分と同じように、バイクにあまり詳しくないけど自分で交換してみようかと考えている人の参考になれば嬉しいです。
もくじ
交換したヘッドライトバルブの種類
今回購入したのがこちら↓amazonで1800円ほどで購入しました。
元々のライトはいわゆる電球だったけどこちらはLEDになってました。
使用した工具
以前から愛用している工具セット。あとからやり方を解説しますが、狭いところにも入れられるのでめっちゃ便利です。
ヘッドライトバルブ交換の手順
ざっくりとした手順はこの流れです。
- ミラーを外す
- 固定されているネジを外す
- カウルを外す
- 古いヘッドライトバルブを外す
- 新しいヘッドライトバルブを取り付ける
- カウルを取り付ける
- ネジで固定する
- ミラーを設置する
ミラーを外す
まずミラーを外します。ミラー下のボルトをスパナで回します。先端が閉じている工具だとミラーの根元に干渉してしまって回せない可能性があるので、オープンスパナの方がいいです。
自分の工具セットにはオープンスパナが無かったため、入っていた工具を組み合わせて干渉しないようにしました。
固定されているネジを外す
カウルを固定しているネジが3つあるのでそれぞれ外していきます。ひとつはヘッドライト下。もうふたつはハンドルグリップの根元の下あたりに左右ひとつずつあります。
ハンドル下のネジは簡単に取り外せますが、問題はヘッドライト下のネジです。狭いうえに、下がフロントカウルの隙間になっています。回すこと自体は簡単ですが、外れた際にうっかり落としてフロントカウルの中に入り込んでしまうと面倒なので、気を付けましょう。マグネット付きのドライバーならベストですが、自分は持っていなかったので、指でネジをしっかり固定して慎重に引き抜きました。
指が太い人だと、マグネット付きのドライバーか、磁石自体を準備するか、ネジが下に落ちないように紙か何かを入れ込むかした方が安心かもしれませんね。
カウルを外す
今回の作業で一番大変で、手間取ったのが圧倒的にこのカウルの取り外しです。
バイクの前に正対して、カウルの左右下から手で持って、自分の方に引き抜くイメージです。
ポイントしては、他の部分に干渉しないように、バイクのハンドルをまっすぐ向けておくことと、ブレーキ部品あたりに干渉しないよう、若干上に持ち上げないといけない部分もあります。
でも本当に抜けなかった!壊れないか心配になるくらい格闘して結局力ずくで引っ張って外しました。
カウル上部に多くのツメで固定されています
これは取り外したあとの画像ですが、カウルの上の方にたくさんのツメがあり、このツメがバイク本体にはまることで固定されていました。
特に返しがついているわけでもないのですが、とにかく硬いです。
古いヘッドライトバルブを外す
バルブから配線を取り外す
電気の配線の先端がカプラータイプになっています。小さいですがツメの部分があるので、少し浮かして抜けるようにします。ヘッドライトバルブと噛み合わさっている部分は、マイナスドライバーなどを引っかけるようにして押し出すと抜けやすくなるかと思います。
ヘッドライト本体からバルブを抜く
回して固定されているので、左回しで取り外せます。
新しいヘッドライトバルブを取り付ける
4と逆の流れで取り付けていきます。電気配線を取り付けるのが少し硬く感じますが、ここでもマイナスドライバーで押し込んでいくと良いかと思います。
カウルを取り付ける
外す時と違って取り付けるのははめるだけなので簡単でした。カウルのツメに入れ込む形ではめ込みます。
ネジで固定する
最初に外したネジを取り付けます。取り外すときと同様に、フロントカウルの中にネジを落とさないように気を付けましょう。
ミラーを設置する
ミラーの根元の角度を調整・確認して締め直します。根元をがっちりと硬めに固定しておかないとすぐにミラーが緩んでしまうので、気を付けましょう。
バイク屋でヘッドライト交換作業をお願いしたら工賃はどのくらい?
自分でヘッドライトを交換すれば、新しいライトの費用(約1,000~2,000円ほど)しかかかりませんが、バイク屋で依頼するといくらくらいか調べてみました。
2りんかんの場合、工賃が7,400円、部品持ち込みの場合14,800円でした。
https://2rinkan.jp/pit/kouchin/electrical
他のバイク屋さんで車種に応じて掲載しているところが見つからなかったのですが、他の車種(ヘッドライトバルブが取り外しやすい車種)と2,500円前後のものも見受けられました。
やはりスズキのアドレスV125はカウル部分の取り外し工賃で高めに設定されているかもしれません。
バイク屋さんに頼むことでの安心感もありますが、安く費用を抑えたいという方には自分で取り換えてみるのもおすすめです。