難病・特定疾患でも保険に入れるの?にズバリお応えします。

この記事のざっくり解説

  • 難病でも保険って入れるの?→入れますよ!
  • 難病でも入りやすい保険は大きく2種類あります。
  • 審査項目がとっても少ない【緩和型保険】と審査項目がない【無選択型保険】です。
  • でも一般の保険よりも保険料は割高です。
  • 保険会社が提供している【緩和型保険】と【無選択型保険】を紹介!
  • 難病でも健康の方向けの保険に入れる可能性も実はゼロではないですよ。

難病の方の中には「難病になってしまったら保険にはもう入れないんじゃないか…」と不安に思っている方も多いと思います。
今回はそんな方の不安や疑問を解消するために、
「難病でも保険に入れるの?」にズバリお答えします。

ご存じですか?難病でも入りやすい生命保険があること。

ご存じですか?難病でも入りやすい生命保険があること。

難病になってしまうと保険には入れないかな…、と思ってハナから諦めてしまう方が多いようです。

事実、10年前くらいまでは難病はもちろん「持病がある人」が加入できる保険はありませんでした。
そのため今でも「難病になると入れない」と思われている方が多いのかもしれません。

でも近年になって保険も進化してきました。

みなさんはCMで「持病があっても入りやすい保険」というフレーズを聞いたことがありませんか?

大手の保険会社各社がCMしています。
こちらはそのうちのひとつ。

実はこの「持病があっても入りやすい保険」というフレーズの「持病」の中には「難病」も含まれているのです。

持病がある人のための保険が各社から発売されているのです。

では持病(難病)があっても入りやすい保険とはどういうものか、解説していきます。

まず最初に押さえておきたいポイントして、持病(難病)があっても入りやすい保険には大きく2つの種類があります。
それは

  • ①引受基準緩和型保険(または限定告知型保険)
  • ②無選択型保険(無告知型保険)

の2種類です。

いきなり漢字をいっぱい並べてしまってすみません…。
ひらがなだと

①ひきうけ きじゅん かんわがた ほけん(げんていこくちがた ほけん)
②むせんたくがた ほけん(むこくちがた ほけん)

この2つの種類は保険選びの際のポイントしてとても重要です。
まずは①引受基準緩和型保険(限定告知型保険)から見ていきましょう。

審査がゆるい引受基準緩和型ひきうけきじゅんかんわがた保険(限定告知型保険)

一般的な保険では加入の申し込みをする際に、過去の病歴や現在の健康状態について細かく報告しなければなりません。
またその報告内容をもとに、加入を認めてもらうための審査を通過しなければなりません。
各保険会社が決めた健康合格ラインをクリアしないと加入させてもらえないのです。

しかしこの引受基準緩和型保険(以下、緩和型保険)とよばれる種類の保険は、保険に加入する際の健康状態についての審査基準が一般的なものよりも緩和(ゆるい)されています。

合格ラインが低いということです。

そのため緩和型保険は、過去に一般的な保険に加入するのが難しいような病気を発症したことのある人など持病のある人を対象にしている保険です。

メリット−健康状態の審査がゆるい−

上にも書きましたが、緩和型保険の一番のメリットが、審査が緩いこと。

具体的にどのように審査が緩いかというと、健康状態の審査や保険会社に報告しないといけない健康チェック項目や内容の数が、普通の保険に比べてとても少ないのです。

難病の方だと、手術経験や入院経験のある方も多いですよね。
また、私もそうですが現在も通院中だったり、毎日薬を飲んでいる方も多いと思います。

一般の保険ではそうしたこともすべて書類に記載し審査対象となります。
そしてかなりの確率で審査に引っかかってしまい、入れる可能性は低くなります。

でも一方の緩和型保険のチェック項目を見てみましょう。

保険商品によって異なりますが、多くは3〜5個の質問項目に答えるだけです。
これにすべてクリアできる人であれば保険に加入できる可能性が高くなります。

実際に販売されている保険を例に見てみましょう。
下記の保険はアメリカンホーム・ダイレクトの「みんなのほすピタる」という緩和型の医療保険です。

次の3つの質問すべてに「いいえ」と答えられたら、この保険に加入できる可能性は高いです。

みんなのほすピタる医療保険・がん保険ならアメリカンホーム・ダイレクト

みなさんはいかがですか?
難病の方でも体調の落ち着いている方であれば当てはまる方も多いのではないでしょうか。

アメリカンホーム・ダイレクト以外の保険会社もこのような緩和型保険を扱っています。
後ほど各社から販売されている保険をまとめて紹介しています。

続いては2つ目の無選択型保険について解説します。

審査が(ほぼ)ない無選択型(無告知型)保険

これにはびっくりなのですが、無選択型保険または無告知型保険といわれる保険は、加入申込の際に健康状態のチェック項目がありません。
医師の診断の提出も不要です。

質問を選択する必要がない、告知する必要がないことから無選択型(無告知型)と言われます。

メリット−審査がない−

先ほどひとつ目に説明した緩和型保険は、チェック項目が少なく入りやすいとはいえ、審査(チェック)項目がありましたよね。
ですので、その項目に引っかかる人は加入することはできません。

しかしこの無選択型(無告知型)保険は、そもそも健康状態のチェック項目がありません!
したがって引受基準緩和型よりもさらに入りやすい生命保険
なのです。

デメリット−保険料が一般のものよりも割高−

例えば難病の潰瘍性大腸炎やクローン病の方で、1年前に大腸を手術したことがある、という方だと引受基準緩和型保険ではチェックに引っかかり、加入できません。

しかし無選択型(無告知型)の保険だと、加入できる可能性が高いのです。

実際に販売されているアフラック(アメリカンファミリー生命)の生命保険「どなたでも」は満40歳から満80歳までの方であれば、健康状態にかかわらず申込できます。(下記画像)

終身保険どなたでも|終身保険は、アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)

これなら難病でも多くの方が入れる可能性があります。

すごい!と喜ぶのは少し早いです。
病気があっても入りやすいのには理由があります。

通常の保険と比べてマイナスポイントと言えます。
しっかり確認しておきましょう。

デメリット−保険料が一般のものよりも割高−

デメリット−保険料が一般のものよりも割高−

引受基準が緩和されていたり、告知が必要ないのには当然理由があります。

それは保険料が一般のものよりも割高だということです。

持病があったり、過去に病気にかかったことがあると、健康な状態の人と比べて、病気が再発したり、別の病気を併発したりする可能性がありますよね。

またそのため手術や入院の可能性、あるいは亡くなってしまう可能性も健康な方に比べて高いと考えられます。

それはつまり保険会社にとっては保険金を払う回数や金額も健康な方に比べて多くなる可能性があるということです。
したがって病気の方向けの保険を商品として維持するためにはどうしても、加入している人が支払う保険料が高くなってしまう、というわけです。

難病でも入りやすい実際の保険商品はこちら(一部です)

引受基準緩和型保険、無選択型保険を知っていただいたところで、実際に保険会社が販売している保険商品を紹介します。

引受基準緩和型保険(限定告知型保険)

医療保険

COOP共済 《たすけあい》医療コース
太陽生命 保険組曲Best 既成緩和
明治安田生命 かんたん告知医療保険
東京海上日動あんしん生命 メディカルキット(メディカルKit)ラヴR
オリックス生命 CURE Support[キュア・サポート]
メディケア生命 メディフィットRe
チューリッヒ生命 思いやり医療保険
アクサ生命 アクサの「一生保障」の医療保険 OKメディカル
AIG富士生命 ゴールドメディ・ワイド
メットライフ生命 終身医療保険フレキシィ ゴールド
NKSJひまわり生命 限定告知医療保険 新・健康のお守り ハート
SBIいきいき少額短期保険株式会社 新いきいき世代【緩和型】
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社) 医療保険 もっとやさしいEVER

死亡保険

オリックス生命 終身保険RISE Support [ライズ・サポート]
メットライフ生命 終身保険ずっとスマイル
SBIいきいき少額短期保険株式会社 あんしん世代【緩和型】

無選択型保険(無告知型)

医療保険

チャブ保険 まかせて安心医療保険

死亡保険

NKSJひまわり生命 新・誰でも終身
アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社) アフラックの終身保険 どなたでも
エース保険 まかせて安心医療保険

日々保険商品は商品開発され、新しいものが登場します。
ここに掲載しているものは一部なので、探せばまだまだ、持病(難病・特定疾患)でも入れる保険はあります。
各保険会社のHP等で保険商品について知ることができます。

健康の方向けの生命保険には難病・特定疾患だと絶対加入できない?

じゃあ早速、引受基準緩和型保険か無選択型保険で探そう!と思われているかもしれませんが、もう少しお付き合いください。

難病の方でも、中にはかなり体調的には安定しているという方もいますよね。
難病の診断を受けたけど入院するほどの大きな体調の悪化もなくずっと過ごせているという方などなど。

そうした方は、まずは引受基準緩和型や無選択型ではなく、一般の健康の方向けの保険で入れないか検討してみることもおすすめします。
私自身がそうなのですが、難病があっても一般の保険に加入できることがあるからです。
詳しくはこちらで↓

一度、一般の保険で加入できないか保険ショップなどで病歴・病状など相談してみてください。

もし「あなたの病歴や健康状態では一般の保険には加入できない」と言われたら、次は引受基準緩和型保険を検討しましょう。

それも難しいとなると、最後に無選択型保険への加入を検討するという流れで考えていくことをおすすめします。

ここまで難病でも入りやすい保険についてご紹介してきましたが、「難病になったから保険加入は無理だ…」と諦めるのはまだ早いということはご理解いただけたでしょうか。

難病であっても保険に入れる可能性は以前に比べるととても高くなっています。

色んな保険商品の中から、自分の希望に合った保険内容のものか、情報を集めていきましょう。

保険選びで私のように失敗しないでください…おすすめの探し方!

難病・特定疾患でも保険に入れるの?にズバリお応えします。

ではいざ自分に合った保険を見つけるにはどうすればいいのでしょうか?

保険の選び方・探し方を間違えると、自分に合っていない保険なのに気づかず入ってしまう方が多くいます。

実は私もその一人です…。

初めて保険に加入した時、相談した相手は、知人から紹介された某大手保険会社の営業マンの方でした。

その方は、

「クローン病の私でも入れる可能性のある保険が一つありますよ」

ということで、丁寧に商品の説明をしてくださいました。

それを聞いて私も内容に納得して加入しました。

でも入ったあとになって、別の知り合いから、他社の保険で保障内容はそんなに変わらなのに保険料が安いものがあることや、保険料は同じでも保障内容の良いものがあることを聞かされました。

それを聞いて私は「もう少し他の保険会社のものも比較検討すればよかった…」と後悔しました…。

その後、医療保険に入ろうと思ったので、前回の反省を生かして、今度は多くの保険会社の商品を扱っている代理店に相談しました。

担当者の方に自分のライフプランや病気への不安などを聞いていただき、多数の保険会社の中から自分に合った保険をいくつか提案してもらい、比較して決めることができました。

そんな自分の経験から、難病だけど「自分に合った保険を選ぶたい!」という人におすすめしたい方法は、色んな保険会社や保険商品などたくさんの選択肢の中からプロの視点で提案してもらい、保険をしっかり比較して選ぶということです。

○○生命など大手保険会社の営業マン・外交員に相談しても、自社の保険しか扱うことができません。

そのため、限られた商品の中からしか私たちも選べません。そもそも持病(難病)があっても入れる保険は一つの保険会社に何種類もありません。結果、営業マンから提案される数も1種類だったりして、料金や内容を他と比較できないまま加入するかどうか考えなければいけません。

それとは対照的に全国の保険代理店から近くのお店を探せる『保険相談ニアエル』といったサービスを利用して相談すれば、十数社以上の保険会社の商品から、保険のプロが自分のライフプランや体調・病歴をヒアリングしてくれて自分に合った保険を提案してもらえます。

  • 複数の保険会社の商品を比較検討できる
  • 相談料無料
  • 全国1426店舗から予約可能
≫『保険相談ニアエル』の詳しい情報はこちらから≪

さらにこうした代理店をおすすめするもう一つの理由は、どちらも強引な営業行為はしないという配慮がされている点です。これは本当に安心して相談できます。
保険会社の営業マンは人によってはしつこく電話をしてきて、新商品の宣伝や、知り合いの紹介を求めてきたりされますので。。。(経験あり)

多くの保険の中からプロに提案してもらうのか、特定1社の保険会社の営業マンからそもそも一つしかない商品をおすすめされるのか。これはとても大きな差です。

保険は目に見えるものではないので、「保険なんてどこの会社もそんな違いはないだろう」とか「最初に説明してくれた保険会社の担当者の人柄が良かったから」など、保険それ自体の違いを比較することなく、なんとなくで決めてしまう方も多いのが実情です。

でも実際、保険料を払っていくと総額で数百万円以上になることもあり、とても大きな買い物になりますので、『保険相談ニアエル』などを利用して、プロに相談して、ぜひ多くの(少なくとも3種類以上の)商品から比較・検討することを本当におすすめします。